第6章 可愛いセンセイ
なのに……俵担ぎだなんて……
それじゃあ不安定じゃん!!!
シルバーはそんなことを思っているヴィリルの気持ちとは裏腹に歩き出した。
あぁぁぁ…シルバー君が歩く度、肩が揺れて落ちそうで怖い…
てゆーか…荷物みたいに軽々しく持たれるなんて……この体制マジで吐きそう…
しばらく目つぶって待ってよう……
シ「ほら、木陰に着いたぞ」
シルバーはヴィリルをゆっくり下ろした。
『………ありがと……』
『でも……ここどこ…?』
そこは人気の少ない場所だった。
シ「ここは良く眠れるところだ。」
あぁ…なるほど…よくシルバー君が眠っている場所って事か…
確かにここはいい感じに暖かいし、眠くなっちゃうなぁ…
ちらっと私はシルバー君を見た。
『ぶっ!!』
私は思わず笑ってしまった。
連れてきた本人が寝てるじゃん
シルバーは静かに息をしながら眠っていた。