第5章 思い出した過去
『明日までなら、何とか間に合うでs』
私は彼の課題を覗いた。
思わず言葉が止まってしまった。
まだ1枚も終わっていなかった。オマケに今日は錬金術の授業がないから、教科書を持ってきてないらしい。
私の生徒はどうなってるんだ………
『それで?どうしようも無いから、私に教えてもらおうと早く来たんだね?』
シ「あぁ。」
はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、なんのための課題だよ…
分からないところを聞くのはいい事だけど、教科書は持ってこいよ!!
シ「先生。教えてください」
まぁ、早く来てくれてたし教えることにした。
『ここはね_そうそう、これとそれを混ぜ合わせて…』
シ「あぁ…なるほど…」
シルバー君は理解が早くて助かる。