第4章 ウワサの真偽
ユウの大きな声で私は笑うのを辞めた。
『………何が違うの?』
さっきと態度が違うヴィリルにユウはすこし怖くなった。
ユ「自業自得な訳が無い!彼等は希望抱いて先生たちに頼ったんだよ!」
ユ「僕、最初に噂を聞いた時なんて人に役立つ花なんだろうって思いました。」
ユ「それこそ、〝魔法の花〟だと思いました!!」
ユ「それはそれは、不治の病すら治してしまう花は凄いです!!」
ユ「そんな凄いことまで出来ちゃうって事は代償も大きいのは分かります。」
ユ「でも、どんな代償があるか言わなきゃダメじゃないですか!」
『言ったら…彼らは大人しく花の蜜を吸うと思うの?』
『あまりにも代償が大きすぎて吸わなかったらこっちが損じゃん。』
ユ「そうじゃないんです!」