第4章 ウワサの真偽
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『今流れてるウワサについてですよね?』
ユ「そうです。その噂って本当なのかどうか気になるんです!」
………失望した。
『もし、本当だったとしたら貴方はどうするの?』
『仮に、不治の病にかかっても治してくれるなんてすごくない?』
『それに、そんな大規模な病気を治すのに〝何か〟犠牲になるのは仕方無いでしょ。』
『それに…どうして私に聞くわけ?』
私が1番疑問に思ってるのは…
『気になるなら弟に聞けば良くない?』
私は相手に喋らす機会を1度も与えずにペラペラと喋った。
ユ「確かに…そうですけれども……」
私は当たり前のことしか言ってないし、この反応が当然だ。
……………しばらく沈黙が続いた。
これは勝てたかな。