第12章 希望
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俺は直ぐに姉さんに会いたいと思い、姉さんの服やタオルを纏めて病院に向かった。
病院に着き姉さんの病室までやってきたが、そこには先客がいた。
そこに居たのは、同じ2年生のディアソムニア寮のシルバーだった。
シルバーはヴェネットの存在に気づき後ろを振り返った。
シ「あぁ、ヴェネットか、先に失礼していた。」
ヴ「いや、全然大丈夫!」
本当は大丈夫じゃない、驚いている。
姉さんと確かに接点はあったが、あんな愛おしそうな目で姉さんを見ているのを見たら動揺するだろう。
シ「姉弟の邪魔はしてはいけないから、俺は先に帰るぞ。」
ヴ「あ、あぁ!見舞いに来てくれてありがとう!」
シルバーが病院から去っていくのを見届けたあと、俺は姉さんのベットのそばまで歩いた。