• テキストサイズ

ミエナイセカイ【twst】

第12章 希望



○○○

その日俺は目覚めたあと医師からは特に問題もないから退院してもいいと言われ、その日には1度自分の寮に帰ってきた。

姉さんは相変わらず眠っているまま、医師も原因が分からないと言っており、暫くは様子見で入院させてもらうことになると言っていた。

後でまた病院に行って姉さんの服などを持って行くことにしよう。

……………姉さんが居ない寮はやけに静かで俺の心を表しているようだった。

ヴィルヘルム寮は俺と姉さんしか居ない特別な寮だが、やけにこの寮は広く作られていた。

その広さがヴェネットを寂しい想いにさせてしまうのかもしれない。

ヴェネットは自分の部屋に入り机の上に散らばった書類を片付けようとした。

ふと、目に入ったのが姉さんから誕生日プレゼントで貰った花だった。

そういえば調べようと言いながら、色々あったからそんな時間が無くて調べれていなかったなぁ…

俺は寮の中にある書物を漁り、調べた。

/ 181ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp