第11章 希望の裏には……
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『私たちの姉弟喧嘩に付き合わせてごめん…でも、本当にみんながいなかったら…もっと大変なことになってたと思う。』
フ「まぁ〜?エビスダイ君は俺と同じ部活だしぃ〜」
ジェ「おやおや、僕も彼と同じクラスなんでね」
リ「クラスメイトが危険な状態を助けるのは当然だよ。」
シ「…当然だ。」
私が彼らに感謝を沢山している時に、ヴェネットが少しだけ動いた。
『!!』
ヴェ「うぅ………ね、え…さ…ん?」
『!!!ヴェネット…!!…………良かった…』
私は嬉しさのあまりヴェネットを抱きしめた。
ヴェ「……………姉さん………ごめんなさい…」
ヴェネットが私の耳元で小さく囁いた後に鼻をすする音が聞こえた。
『っ!……ヴェネット……』
私は初めてヴェネットが泣いたところを見た。
私たちの両親が亡くなった時でさヴェネットは泣くのを我慢していた。
あのヴェネットが我慢する事さえ忘れてこんなにさらけ出すことは初めてだった。