第11章 希望の裏には……
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今はそんなことを考えてる程、暇ではなかった。
ヴェネットが自我を戻し始めてきてる!
私の言葉が聞いてるのかもしれない。
『だから!ヴェネット!!私は今まであなたに嫌われたくなくて否定は絶対にしなかった!でも…それが余計に貴方を傷つけてしまっていたんだ!ヴェネット!私が正しい道に戻してみせる!』
私はそう言いながら渾身の魔法を彼に放った。
彼はもろに受けた、私の想いを乗せた魔法を。
ヴェネットは糸が切れたかのように、気を失った。
『…っ!ヴェネット!!』
気を失ったヴェネットの傍に走っていくと、ヴェネットの姿はオーバーブロットした姿から元の制服姿に戻っている所を見て、私は安心した。
『………良かった……本当に…』
私は涙腺崩壊を起こした。まるで滝のように涙が止まらなかった。
これも、助けに来てくれた2年生のおかげだった。
『みんな…ごめん本当に…そしてありがとう…』