第11章 希望の裏には……
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『でも!私がなぜ間違えに気づけたか分かる…?』
ヴェネットは聞いてるのか分からないが、構わず話しかけた。
『私たちの両親のお陰だったの!』
ヴェ「っ!!!」
ヴェネットは確かに聞いていたようだ、«両親»という言葉を聞いて彼は動きを止めた。
『あの日……両親は…私の悪事もヴェネットのユニーク魔法の危険性も分かっていて何も言わなかった…』
『私たちは見捨てられてなかったんだ!むしろ沢山愛されていたんだよ!呆れてるんじゃなくて…何も言えなくて何もしてあげられなかったって悔やんで泣いてる姿を見たことがあるんだ!』
あの日_両親が泣いていたあの姿をどうして今まで忘れていたんだろう。
その次の日に両親は何者かによって殺された事を知るまではきっと思い出していたのかもしれない。
ヴェ「そんなの……嘘に決まってる!」
『嘘じゃない!私は本当に見たんだ!両親が私たちの為に残してくれた最後の愛情を……昨日思い出したんだ…!』