第11章 希望の裏には……
………この子は本当に私の弟なの…?
……私はどこで間違えた…?
この子は今…人の生死の権利を持って…本来の運命を捻じ曲げようとしてるの…?
ダメだ、そんなことをさせちゃいけないのに………なのに……
どうして私の足は動かないの…?声も出せない…?
魔法でもかかったかのように上手く口が開けない。
まるで、チャックでもつけられたかのように。
足もそうだ。
足も鉛をつけたかのような程重くて動かせない。
ただ、目の前で起こってることを黙って見てなくちゃいけないの…?
「さぁ、もうすぐで時間だ。この薬を飲ませて効果が出るのが約15秒だとする。」
「万が一のこともあるから2分前に飲ませよう。」
やめて……そんなことしないで…!
「残り五分前だ。」
「姉さんと僕の運命を握っているのだから、失敗は許されないぞ。死ぬ間際に生きれる喜びを楽しめ。」
「よし、時間だ。」