第11章 希望の裏には……
この誰かに甘えられる時間が私にとって唯一の人に頼れる時間だった。
『……本当に……大好きすぎる……』
私はぼそっと呟いた。
「もちろん俺もだ。」
シルバー君に聞こえてたみたいだった。
「この時間が続けばいいのにと思っている。」
『…!!私も思ってた。』
「安心しろ。俺が高校卒業したらずっと一緒にいられる。」
私はその言葉の意図を考えてしまい、顔が熱くなっていくのを感じた。
『もちろん!私もそのつもり!』
そんなふたりの幸せな時間が長いようで短く感じた。
『あ…もうすぐでお昼休み終わるよ。』
「あぁ…」
少し名残惜しい気持ちで私はシルバー君から離れた。
気持ちを入れ替えて先生モードになろうとした時…
「ヴィリル先生」
シルバー君がそう呼んでグイッと片方の手で私の手を掴んで、もう片方で頭を優しく抑えて顔のまじかまで寄っていた。
「先生、授業始まる前にいいですか?」
無理やりでは無く、ちゃんと許可を取ってくれるところも紳士だった。
『……いいよ……』
私たちの唇が重なり合い、優しい口付けをして貰った。