第10章 仮面は外せない
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私はヴェネットとショッピングを終わらせ、自寮に帰った。
『あ!ヴェネット〜あの部屋からペン持ってきて欲しいー!』
「はーい」
そして、私はヴェネットに例の部屋に誘導するように入らせた。
ヴェネットが扉を開くその瞬間はゆっくりに感じた。
「…………………え……」
ヴェネットは扉を開けて、まず目に入ったのが大きなフラッグ
そのフラッグは…HappyBirthdayと大きく書かれていた。
そして、ヴェネットが部屋に入ってきた時にすぐ目につくように配置されていた。
その部屋は少し自室よりも広くパーティー会場のようなものだった。
しかし、その部屋はヴェネット以外誰も居なかった。
「……姉さん1人で準備してくれたのかな………」
ヴェネットは姉さんが自分のためにこんなに用意してくれていたのに喜びを感じていたその時___部屋の電気が消えた。
「!!!ブレーカーが落ちたか?」
辺りは真っ暗になった。