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ミエナイセカイ【twst】

第10章 仮面は外せない



○○○

学園が終わった後、そのままローブを被り、僕は少し明るい森の中に入っていった。

今日の依頼は時間が少し掛かるらしく、早めに来てよかった。

もう随分と__彼らの視力、色覚は着々と集まりすぎた。

もう十分集めたのだ。1度実験に移すべきだな。
必ずや成功させてみせる。

あの「計画」を___

僕と姉さんは幸せものになるんだ。

その姿を見ていたべストール。

べ(あぁ…もうほとんど正常な判断が出来なくなってきている…なんて、なんて美しいんだろう。絶望に染まっていく心や表情は見ていて本当に美しくて堪らない)

べストールは楽しんでいた。かつての弟が闇堕ちしていく姿を美しいと言い、止めることは、絶対にしない。むしろ、止めること冴え惜しいと思っているほどだ。

そして夜になりやっと、依頼が終わったヴェネットは疲れた様子で寮に帰った。


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