第10章 仮面は外せない
べ「またいつかお力にさせてもらいますね」
アズールは残念そうな素振りをして、笑顔で答えた。
ア「そうですか!またいつでもオクタヴィネルはお力にならさせていただきます。」
アズールと少し話をしたあと、僕達は歩き出した。
僕達はやっと教室に着いた。
○○○
今日も平和な学園生活だった。
夜とは大違いな程みんな幸せそうに笑いあって馬鹿言い合って、ふざけあっている。本当の心を移す鏡に醜い僕が移る_鏡の僕は哀しそうな笑顔だった。もう何もしたくない……でもしなくちゃいけない…
______羨ましい…僕だって……あぁ、今すぐ幸せになりたい。
ポタッ…ポタッ
黒い雫が心を黒く染め上げる____