第9章 新たな出会いに踊らされる
私の考えで傷つけているはずのシルバー君はそれでもめげずに私に何回かアタックはしていた。
本当に些細なことだけど、私の所に課題を聞きに来たり、ノートを全員分持ってきたり、休憩時間などに話しかけてくれたこともあった。
思い出すと…シルバー君は…私の古臭い考えを止めさせようと努力していたのに…私は……その想いに気づいていても、私は逃げていた…
どうして…私は人を傷つけることしか出来ないんだろう……
私は涙がポロポロと止まらなくなった。
そんな私を見ていたシルバー君は涙を優しく拭いてくれた。
『うっ…………うぅ……ご、ごべんなざい……』
『あなたの想いを………貶じで…』
シルバー君は優しく笑い私を抱きしめてくれた。
その優しさに私は更に涙が止まらず、シルバー君の肩を濡らしてしまうほど泣いた。
○○○
そしてしばらく落ち着いた後_
私はちゃんと自分の気持ちと向き合った。
シ「先生…俺は先生と付き合いたい。」
そう素直に言うから余計にはずかしくなる。