第4章 初恋ファシネーション!【ジェイド】
___一瞬、時が止まったように感じた。
「え…今なんと…?」
「~~~~~~~~~ッ!!//////」
彼女は顔を真っ赤にしてその場に崩れ落ちた。
すかさず片手で抱き抱える。
「あ~~~~っ!!///// よりによってこんな形で…っ!!」
「あの、えっ?」
「なんでユニーク魔法なんか使っちゃうかなあ…///」
今、僕の名前を…
僕のことを好きだと、確かにそう言った。
「ジェイド先輩」
「…っ、はい」
「…すきなんです、ずっと前から…ジェイド先輩が好きなんです」
___ぎゅっ___
我慢できずに、力いっぱい抱き締める。
雨に濡れたせいか、彼女の甘い髪の香りが強く感じられて心地よい。
「…愛しています、さん…っ」
「あわわ…っ、泣かないでくださいよ先輩」
___ずっとこうしたかった。
貴方を強く抱き締めて、肩に顔を埋めて、擽ったそうに笑う。
"僕達とは住む世界が違う"とこの淡い恋に蓋をしてきたけれど、そんなものは最初から必要なかった。
もう貴方は僕のものだ。
フロイドにも、誰にも渡さない。
「…さん、キスしてもいいですか?」
「…っ//// …はい、」
___ゆっくりと重なる唇_____
柔らかく、少し熱を帯びたそれは、僕の冷えきった深い底に火をつけた。
「…っぁ//// …っむぅ…っ、んんッ…///」
「ん…はぁ…っ、さん…っ」
小さく開かれた口は、僕の舌を簡単に受け入れた。
顎に手を添え、片方の手は腰を引き寄せる。
彼女はそれに答えるように僕の首に腕を絡ませる。
濡れたシャツからは白い肌と黒の下着が透けていて、それが追い打ちをかけるように情欲を煽る。
絡み合う舌はやがて理性を失い、お互いを貪るような激しいものになった。