第3章 拡散ルーマー!【レオナ】
まさか本当に俺の部屋に泊まることになるとは思っていなかったのだが、ラギーにうまく言いくるめられてしまった。
「…レオナさん、雑用を手伝うという体ではありますが、お部屋に泊まることになっちゃってすみません」
「…別に構わねぇ。」
いつもより少しだけよそよそしい。
そんな難しそうな表情、しないでくれ。
だんだんと胸が押しつぶされるように痛んだ。
___今日も香る、フリージアの香り。
風呂上がりの髪、じんわりと紅い唇…
やはりの妖艶な魅力に抗うことは難しい。
「あの、レオナさん」
「この前逃げ出しちゃって、ほんとにごめんなさい」
彼女の口から出たのは、謝罪だった。
「…っ、悪いのは俺だ。」
「あのね…っ、嫌だったわけじゃないの、少しびっくりしちゃって」
潤んだ大きな瞳が、上目遣いで俺を見る。
長いまつ毛には少しだけ涙がついていた。
…嗚呼、その表情なんだよ…っ、
俺をおかしくさせるのは
俺の理性をぶっ飛ばすのは…
___ドサッ___
「きゃあっ!?///」
ベッドに彼女を押し倒す。
__もう自分の欲望を抑え込むのは無理だ。
「悪ぃな、…もう抑えきれねぇ」
「ちょっとッ//// レオナさ…んんっ///」
小さな唇に無理やり舌をねじ込み、口内を掻き回す。
細い腕を上で固定し、抵抗できないように押さえつけた。
「んぅ…ッ、ンン…ぁぅ…っ//// ふぁ…んっ////」
「ん…っ、はぁ…っ」
涙を流し、酸欠になりながらも必死に俺の舌を追いかけてくる。
___彼女の紅潮した肌が、余計に俺を興奮させた。
「…っはぁ…唇だけじゃ…足りねぇ…」
「レオナさんっ、待って…!んっ//// やぁっ…/////」
の制止も聞かずにTシャツの裾を上に捲り、脇腹に紅い花を咲かせる。
敏感な腹に触れられてビクッと震える姿が愛おしい。
…もっと涙を流せ
俺だけを見てくれ
「マレウス・ドラコニアのことなんざ忘れさせてやる…っ」
「…んっ//// ど、して…急にツノ太郎…っ?」
擽ったいのか感じているのか、蕩けた表情のまま問いかけてきた。
…今は知らなくていい。
__俺の舌と指にだけ、集中して欲しい。