第4章 永遠
SATOSHI
たくさんの人からおめでとうといってもらい、両手にあまるほどの贈り物をもらった。
……来年からはこんなに派手な誕生日はないな。
感慨深く思いながら、訪れる現場ごとにケーキを吹き消し、花束をいただく。
もちろんメンバーからもいろいろともらった。
相葉ちゃんからは、バランスボールや縄跳びなどの体つくりセット。
松潤からは、健康器具。
二人からは、休止中も、家で、体つくっておいてね、と言われた。
ゴロゴロすごして体型が崩れることを懸念してくれたみたい。
笑ったのはニノだ。
来年から暇でしょ、と、最新式のゲーム機と、彼おすすめのソフトをいくつか持たされる。
まずテレビに繋げないよ……と、ぼやいたら、分からなかったら呼んで、といわれた。
それがまるで、これからも関係性を保っていきたい確認のように聞こえ、俺は、微笑んで……うん、と頷いた。
心配することないのに。
俺はずっとこのままだよ。
翔ちゃんには……家で渡す、と、言われた。
なんだろう。