*Un moment heureux*(R-18)
第1章 出会い ※(全員)
「ただいまー。」
特に返事が帰ってくる訳でも無い。
寂しい寂しい一人暮らし。
けど……。
「まてんろーっっっ♡︎♡︎」
今日も今日とてエッチでセクシーでイヤらしくてイケメンで超絶かっこいいシンジュクの三人がやばくて尊い。
このポスターの先生の微笑み!!そして独歩くんの怪しい笑み!!そんで一二三くんのキラキラ笑顔!!
あぁぁぁぁぁぁぁ!!!最高ぅぅぅぅぅぅぅっっっ!!!!
ベッドに寝転ぶ。
そして麻天狼の情報を漁る。
そして画像も漁る。
「うぅーんっ!」
大きく伸びをする。
今日も仕事が大変だった。
新人だから色々こき使われたりもするけど皆優しい。
独歩くんの会社みたいにブラックじゃない。
だけど、明日の飲み会めんどくせぇなぁ…。
「寝るか……。」
明日もはえーし。
寝よ……。
朝。
アラームに設定してるanthem+が流れた。
そのまま起きて、歯を磨いてご飯を食べる。
そして今日もポスターの麻天狼に一言をかけた。
「行ってきます!」
『行ってらっしゃい。名無し子。』
「え?」
寂雷先生の声が聞こえた気がした。
しっかりと速○さんボイスだった。
しかし振り返ると当たり前だが誰もいるはずない。
「気の所為か……。」
麻天狼好きすぎてヤバい妄想をしちゃったのかもーと思いながら外に出る。
それにしても……寂雷先生の声だったな。
脳内に響いた感じではなく、
声をかけられた感じがした。
いやいや嫌疲れすぎだ。
完全に私ヤベェやつじゃん。
『早くしないと…遅刻するぞ。』
「!?!?!?」
独歩くんの声!?
なんで!?
『名無し子ちん!走れ走れ〜!』
一二三くん!?え!?
しばらく固まって、
耳を澄ませてみたがそれ以上は聞こえなかった。
遅刻するわけにもいなないので、
全力で走った。