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私の世界

第2章 新しい世界




「分かんない!」
「…だからな…」
「またかよ」
「相変わらず馬鹿だな」
「は?」


朱里の記憶がこの世界で始まった日から1週間近くが経った。朱里は皆を知り、世界を知る努力をした。そのお陰で分かってきた事がいくつかあった。1つが、ロー達はハートの海賊団を自分達で作り航海している所である事。そして、そのハートの海賊団は余っ程の事がなければ人殺しはしないという事。全くしない訳では無いが、医者でもあるローは進んで人殺しはしたくないらしい。
それから、ローが医者とはどういう事かをハッキリと聞いた。この世界には医師免許という物はなく、ただ国や政府に認められていると医者として出来る行為や薬の入手のしやすさや信頼がある為に頼ってくる患者の数が違うらしい。ただ、ちょうどこないだ海兵と戦った際にローの能力でからかったら死の外科医とか呼ばれたらしい。
そしてローの能力。この世界では悪魔の実という物があり、悪魔の実に関する本があると渡されたが朱里は早々に読むのを諦めた為にローがわかり易く説明していた。そんな姿を見て馬鹿にしてくるペンギンとシャチはもれなく朱里に叩きのめされたのである。そんな光景をベポは嬉しそうに見つめていた。


「なんだか懐かしいね。出会って1年ぐらいしてからは朱里がよくキャプテンから話を聞いてはもっと分かりやすくって言って…それを2人が馬鹿にして殴られるまでがワンセットだったよね」
「理解力が乏しくて悪かったね!」
「朱里、安心しろ。難しいのが駄目なだけだろ…?」
「え、フォローになってない」


ローとベポがなんだかんだと甘やかし、ペンギンとシャチはそれを馬鹿にする。ただ、ローとベポは馬鹿にされた内容を特に否定はしない。そんな状況にイラッとはするものの、朱里自身が自分の頭が良いとは言い難いが為に殴る事で憂さ晴らしをしていた。


「皆して馬鹿にして…」


ぶつくさと文句を言いながら、皆の元から離れていく。船での食事はどうやら記憶が変わる前の朱里がしていたらしく、大根入りのシチューの次に出てきたのが洗剤の味がするお粥のようなもので朱里は二度と誰もキッチンに入るなと言った。
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