サバイバーに裏切られたのでハンターになって復讐しようと思う2
第2章 相談
走ろうとした時。
何かにつまづいた。
「「いてっ」」
何事かと思い顔をあげると、そこには尻尾があった。
「え?」
「あ…か。すまんな」
「ルキノさん。こちらこそ、すみません。足元を見ていませんでした。次からは気を付けますね。では」
礼をしてその場から離れようとすると、ルキノさんに手を掴まれた。
「……なんでしょう?」
「あ…い、や、なんでもない。すまない」
「いえ。では」
美智子さん、もう部屋にいるかな。大丈夫かな?
「あ、さーん!」
名前を呼ばれ、振り向く。
そこにはマリーさんと美智子さんがいた。
「マリーさん、美智子さん!ぎゅー!」
「はわ!?可愛いわね……」
「可愛えなぁ」
二人にわしゃわしゃと頭を撫でられる。
くすぐったいけどいいな。