サバイバーに裏切られたのでハンターになって復讐しようと思う2
第8章 …
「ん……」
異様に眠い。
睡眠薬でも盛られた?いや、関係無いか。
「…、眠いのかい?」
「ん~…」
「確か、今日はイソップの部屋に泊まる予定…だったよね。僕が送ってあげるから、今日はもう寝た方がいい」
「でも~」
「良いから」
「うー…分かった」
イソップの部屋へ行こうと立ち上がった瞬間に。
私の意識はプツリと途切れた。
-----5時間後-----
「んぅ……ふわぁぁ…」
「やっと目覚めたか。おはよう、」
「うん、おはよぅ…ナイチンゲール、ここどこ?」
いつものナイチンゲールの部屋じゃない。
見た覚えも無い。
「ここはとても砕いて言うと転生出来る場所だ」
「転生出来る場所?」
なにそれ二次元ですか。
……二次元でした。
「でも、なんでそんな場所に私が…?」
「荘園の主様のお気遣いだ。最近はハンターが色々と…アレだから、とのこと」
あぁ……。
「私は別に、大丈夫……なはずだよ…?」
「顔が疲れきっているぞ」
「え、うそ」
自分の顔をペタペタと触ってみるが、何も異常は無い。
「触って分かるわけが無いだろう…まぁ、今回はがこの空間に来ても大丈夫かを調べただけだから…。結局はの意志で転生するかどうかが決まる。だから、今から考えておいてほしい。出口はそこだから、先に行っててくれ」
……あれ、今まで復讐とかあまあまえろえろ恋愛小説としてやって来たのに、急に転生ものに変わるんですか。あ、そうなんですね。すんません。
「……この荘園から出られるかもって、これかぁ」
私はボソリと呟いて、イソップの部屋へと向かった。
…まだ9時だし起きてるかな。
「…さん?」