サバイバーに裏切られたのでハンターになって復讐しようと思う2
第7章 みなさん?(続)
「…ねぇイソップ、流れが早すぎて追い付けないんだけど」
「僕もですが…貴女のちょっとふざけたところとか強がりな所とか、不思議な所が気に入ったんじゃないですか?」
「え…へぇ?」
「つまり、彼は完全なSということです」
「どっからその話出てきた」
「ねぇさん!?」
フィオナが飛び付いてきたと思ったが、後ろにも女子がいた。
女子会の帰りですか?
「今、エドガー君に壁ドンされてたよね!?」
「しかも、耳元で何か囁かれてたぁ…っ////」
「何を言われたの!?」
「まず落ち着こうか」
……なるほど。こういう光景をなかなか見ないのか。
「何も言われてないよ?」
「うっそだぁ~!!」
「絶対に、エドガー君とちゃん付き合ってるって!!
それで、イソップ君とちゃんが仲良さげに歩いてて、やきもちを妬いたのよー!!!」
「「「「きゃー!!」」」」
女性陣の黄色い悲鳴。
「あ、の、……」
トレイシーが近づいてくる。
「どしたの?」
「いや、なんかもうほんと……騒がしくてごめん」
「ん~…本当だよって言いたい所だけど、トレイシーの顔に免じて許してあげる」
「ぼ、僕の顔に免じて?あ、ありがとう」
トレイシーのこの、少したどたどしいとことか、可愛すぎて最高。
「さん…もう行きましょうよ……」
「あ、そだね。みんな、またあとで」
「きゃー!!駄目と分かっていても止められない!!最後、はどちらの手を取るのか!?近日公開予定!!」
突っ込みどころが多いから、私は敢えて何も言わないよ。
「みんな、急いで映画作るわよ!!機材はトレイシーかルカ君の!!」
「「「おー!!」」」
「みなさん?」