サバイバーに裏切られたのでハンターになって復讐しようと思う2
第7章 みなさん?(続)
「じゃ、じゃあ、おんぶさせて下さい」
「なんでそうなったの?……楽だから良いけど」
「…っ!あ、ありがとうございます!」
「しゃがんで」
「はい」
姿勢を低くしたイソップの背中に乗る。
「あ、私重くない?」
「全然重くないですよ。イライさんより遥かにマシです」
「私よりも身長が高い男性と比べないでよ」
「あ、ごめんなさい」
謝る必要は別に無いけれど。
「…ぁふぅ……おんぶされると眠くなる」
「寝て良いですよ?」
「…悔しいからやだ」
「なんですかそれ……」
少し歩いた時。
「イソップとじゃないか。…何をしているんだ?」
フレディに言われる。
「やっほー自滅の前歯」
「人気アニメのパクリはやめろ…」
「…あれ、元気なくない?いつもの口うるささがないよ?」
「黙れ」
ハァ、とため息を吐く前歯。
本当に心配になってきたな。
「ねぇ、本当に大丈夫?10円あげようか?」
「いらん」
「ちぇー。おっさん」
「誰がおっさんだ!!」
「20からしたら38はギリおっさんラインだわ」
「冒険家はどうなるんだ!!」
…ん?
「カートっちは私と5歳しか差ないよ?」
「…は?」
「25歳」
「…マジか……」
驚くフレディ。
逆に知らなかったのか。