サバイバーに裏切られたのでハンターになって復讐しようと思う2
第7章 みなさん?(続)
床に押し倒される。
何が起こっているのか。
「……」
少し熱を帯びた目で、私の服を脱がしてくるノートン。
このままじゃ、本当に襲われる。
「…っ、やだ!!」
「っ、さん!!」
イソップが、部屋に入ってくる。
「………あーあ、邪魔が入っちゃった」
ノートンは、ボソリとそう言って、私から離れた。
「さん、大丈夫ですか!?………ぁっ/////」
イソップは、さらされた私の胸を見て、顔を真っ赤にした。
「……エッチ…助けてくれてありがとう」
胸をしまいながら言う。
「…、だからあんなに止めたのに」
ぎゅっと抱きついてくるイソップ。
「ごめんごめん。…とりあえず、行こう」
ここはノートンの部屋だ。あまり長居するわけにはいかない。
「ノートン、今日はありがとう!!また来るね~!」
「行かないで下さい!!!」
イソップが大声で言う。
そこまで嫌か。
「でも…まだ未遂じゃない?」
「は!?実行してますよ!!」
そうなのかな。
服を脱がされるとか、もはややられすぎて、アウトとセーフの区別が分からない。
イソップが言うに、服を脱がす時点でおかしいらしい。
うん、やっぱり私の感覚が麻痺してるだけだね。
「…貴女、どうせノートンさんにも色目を使ったんでしょう」
「別になんもしてないよ?……ドーナツあーんしてただけ」
「100%それが原因ですよ」