サバイバーに裏切られたのでハンターになって復讐しようと思う2
第7章 みなさん?(続)
ノートンに手渡されたドーナツを食べる。
紅茶ととても合う。
私が黙々と食べていると、頭の上にノートンの手が乗った。
「?ふぁひ?」(なに?)
「…っふ、口のなか詰め込みすぎ……何でもないよ」
何でもないよ、と言いながら、頭を撫でてくるのはやめないノートン。
何が楽しいんだろう?
「…………好き」
「おー、どした」
「別に?」
…いや、完全にカップルの会話なのよ。
私の場合は好きを連呼しながら追いかけてくるジャックから逃げてたけど。
「ってお酒とかって飲めるの?」
「いや、わからない」
「……」
「……」
「…………」
「いや、会話止めないで?気まずいから」
「ごめん…このドーナツもおすすめだよ」
「え、ほんと?…美味しい」
私のする行動一つ一つを微笑みながら見ているノートン。
レオさんと同じ視線だなぁ。私、そんなに子供っぽい?成人してるよ?