サバイバーに裏切られたのでハンターになって復讐しようと思う2
第7章 みなさん?(続)
「え、めっちゃ失礼だけど、これ飲んでも大丈夫だよね?なにも仕込まれて無いよね??」
「大丈夫だよ。僕は媚薬だ睡眠薬だは仕込まない。するとしたら無理矢理だ」
うん、要注意人物リスト入りだな、ノートンは。
「いただきます」
コクリ、と一口飲んでみる。
わ…めっちゃ美味しい。
「美味しい?」
「うん!!」
「よかった」
そう言って微笑むノートンの顔は、めちゃくちゃ美しかった。
「あ、ケーキ取ってくる。あと、ドーナツ」
やったぜドーナツ。
「はい、どーぞ」
「ありがとう!!」
出されたケーキはとても美味しそうで、ドーナツはカラフルだった。
「すご…これ、なに味?」
「それは抹茶。それで、これがチョコ、これがカスタード、これがメープル、これがバニラ、これはホワイトチョコ。そして、これは最近の僕のお気に入りの、クリーム。ほら見て、中にホイップクリームが入ってるんだ!」
そう言って、ドーナツを割って中身を見せてくれるノートン。
確かに、シュークリームみたいで美味しそうだ。
ドーナツの話をするノートンはとても活き活きしていて、楽しそうだった。
私にはそんな顔一切してくれないのにね。
「どうしたの?」
「ナンデモナイヨ」