サバイバーに裏切られたのでハンターになって復讐しようと思う2
第5章 みなさん?
ナデナデ
「…普通、私が貴女を撫でる立場だと思いますが」
「撫でたいから撫でるの!」
「ふふ、そうですか」
めっちゃさらりと流される。
もうちょい反応が欲しかった。
「…」
後ろからジョゼフの声が聞こえる。
まずいパターンかな、これ?
「なあに~」
後ろを振り向かずに言う。
怖いからじゃないよ?おんぶされてるから後ろを向けないんだよ、うん。
「白もなにしてんの」
「…さて、なんだと思いますか?」
「ふふ…謝必安、貴方殺されたいようですね」
うっわ、ジャックもいる。
「二人ともどうしたの、そんな殺気立たせて」
せめてでも、殴り合いの大喧嘩にならないように、私がごまかさなきゃだ。
「が謝必安の部屋から出てくるところを先程見ましてね。なんでおんぶなんてされているんですか?」
さて、なんて言い訳をしようか。
「私が襲ったんですよ」
「オイゴラ謝必安なに言っとんねん」