サバイバーに裏切られたのでハンターになって復讐しようと思う2
第3章 有言実行
「あ、寝たいけど、ジャックのところ行かなきゃ」
「…?どうしたのだ?」
「いや、あの人心配性だから…顔見せてやろうかと」
「なるほど。行ってこい」
行ってきまーすと言って、部屋のドアを閉める。
さすがに、まだ喧嘩してる事はないだろう。
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「ジャック、いる?」
部屋のドアをノックするが、返事がない。寝ているのか、不在か。
「まぁ、私の部屋でもあるし、入っちゃえ」
ドアを開けて中に入ると、そこには微笑ましい光景があった。
ジャック、ジョゼフ、謝必安、范無咎の四人でテーブルに突っ伏して寝ていた。
それぞれの手には筆記用具が持たれている。
テーブルの上には散乱した紙。
「風邪引いちゃうよ…」
とりあえず全員にブランケットをかける。
これでよし。
「なんだろうこれ」
テーブルに散乱した紙を見ると、そこにじゃ様々な物の絵が描かれていた。
ボタン、カーテン、コップ、手……。
…デッサンしてたのかな?
子供が描いたようなものもある。
「意外とみんな可愛いなぁ」
「…私はどうですか?」