サバイバーに裏切られたのでハンターになって復讐しようと思う2
第3章 有言実行
(…美智子さんとマリーさん、本当に謝必安のこと付けてるのかな)
後ろがとても気になるが、振り向かないよう頑張る。
「わぁっ」
「ふぁ!?」
廊下の曲がり角で、誰かとぶつかる。
「す、すみません!大丈夫ですか……ロビー君!?ごめんね!?」
「んーん、大丈夫だよ~。僕も前見てなかった!ごめんね!」
その後ロビー君とは大したことも話さず、すぐに別れた。
「」
後ろからよばれる。
声からしてハスターさんだろう。
「ハスターさん、どうしたの?」
「ああ、いや、用は無いのだが…見かけて、話しかけてしまった」
「そーなの?…あ、抱っこ」
「なんなんだお主は……ほれ」
呆れながらも抱き上げてくれるハスターさん。
すきっ!
「へへー。ハスターさんは優しいね~!」
「……そんなことは無い。何処に行こうとしていたのだ?」
「食堂!ハスターさんは?」
「我もだ。このまま連れていってやろう」
「わーい!ありがとう!」
体をハスターさんに委ね、なんとなく目を瞑る。
眠かったのかな。
私はそのまま眠ってしまった。