第7章 安らげる場所_7章
「勝手に話を進めてんじゃねえ。
こいつの命は俺が預かってんだ。」
ローはマリアの心臓をサボに見せつけた。
「(ロー…私の心臓どこに隠し持ってるの?
…ポケットの中とか?
というか雑に扱いすぎでは…。)」
マリアにも思うところがあったが
口出しはできなかった。
「てめぇ…俺の仲間に何したんだ…?」
再びサボは殺意を剥き出しにしてローを睨み付けた。
マリアはそんなサボに戸惑っていた。
ローがマリアの心臓を
簡単に潰すような人間ではないとわかっていたため、
尚更、ローへの殺意を向けて欲しくなかったのだ。
「革命屋、動くな、
マリアの心臓がどうなってもいいのか?」
「ロー…!サボを挑発するのはやめて!…っ」
マリアはよろけてその場に座り込んでしまった。
ほぼ体の麻痺は治っているとはいえ、
本調子ではないのだ。
ローはマリアを見下げた。
「マリア…大人しくしていろ」
「マリア…!必ず、助ける!!!」
サボは変わらずローに殺意を向け、
どうするか動けずにいる。
「サボ…待って!聞いて…ローは、
私が死にかけてたのを手術で治してくれて…!
…ごめん、サボ、私まだ帰れない。
やらなきゃいけないことがある…と思う。」
マリアは座り込んだままサボに伝えた。
サボも少し落ち着いてマリアの話を聞き始めた。
「マリア…なんで…」
「…任務外のことして、
革命軍のみんなに怒られるかもしれない…。
でもローは悪いことなんてしないよ!
確かに、人の心臓奪って、
悪趣味なことしてるかもしれないけど…。」
「誰が悪趣味だ、もとあと言えばお前が…」
「悪趣味にも程があるだろう!!マリアの心臓を見せつけて脅してるんだぞ!」
すかさずローが言い返そうとしたが
サボの言葉に遮られてしまう。