第13章 ごめん
「昨日先輩震えてた‥‥」
来栖はため息をついた
「あーうざ‥‥」
「来栖さん‥‥?」
「私さ‥昔ちょっとあいつのこといじめてたのよね」
「来栖さんはなんのために箏曲部に‥‥」
「潰してやろうって‥あいつの居場所はここだから‥それを潰しちゃえば!!また不登校になるかなって思ったの‥」
来栖は泣きながら言った
「だけど‥‥なんで壊れないのよ‥‥」
「当たり前だろ‥箏曲部舐めんな」
久遠の言葉に来栖は驚いた
「皆ただ純粋に箏がすきなんだよ。なぁ?皆」
鳳月たちは頷いた
「あいつの音は必要なんだよ。もし今日このままずっと部活に来なかったら皆で家にいくつもりだし」
「そうだったの?!久遠くん」
倉田は驚いた