第8章 ばあちゃん
「滝浪先生!」
「なんだ」
「指導をお願いします」
倉田は頭を下げた
「‥断る」
「どうしてですか!!それでも顧問ですか?!」
「‥はぁ」
「じゃあ!滝浪先生!今度の全校生徒の発表で成功したらちゃんと顧問として指導して下さい!お願いします!」
滝浪は持っていた教科書を頭に乗せた
「あ‥あのきいてますか?真面目な話をしてるんですが‥‥」
「‥面白いじゃねぇか‥」
「え?」
「成功したら指導してやるよ‥」
滝浪はにやりと笑った
「約束ですよ?」
滝浪は頷いた
「倉田‥‥失敗して廃部になったとしても俺は助けないからな?」
「はい!!」
倉田は急いで部室に戻った