第30章 これから先も
「滝浪先生堂島先生は今日いないの?」
「今日は用事あるんだとよ堂島先生は」
滝浪は次の大会の詳細をみんなに渡した
「一応もう決まってはいる詳細。変更になる可能性もあるからそんときはまたいう」
倉田と来栖とは一年の前に座った
「先輩?」
鳳月は首をかしげた
「えっと‥久遠くん。久遠くんは一番最初の新入部員だったね。あのときは僕を助けてくれてありがとう!最初怖いなと思ってたけど。一緒に箏をやっていくうちに箏が好きって事が伝わってきた。本当は優しい人なんだなってわかったよ。ありがとう久遠くん」
「なっなんだよ‥メガネ‥いきなり‥‥」
久遠は下を向いた
「久遠‥‥」