第21章 練習
「またずれた‥‥なかなかメガネと音合わねぇ‥‥」
「難しいね‥‥なんでかな‥‥」
「メガネ!俺はお前にあわせないで弾く」
倉田は驚いた
「合わせようとするから合わないんだと思う多分だけど」
「‥わかった!やってみよう」
久遠は頷いた
そしてもう一回ひいてみると音がハマった
「おお!!」
久遠と倉田はハイタッチした
「出来たね!!久遠くん」
「おう!!」
二人は笑顔で笑った
「堺くん大丈夫ですか?」
「音がまだ不安‥‥」
「不安なのは別の事とか考えてたりしてますか?」
堺は驚いた
「その別の不安が音に出ている気がして‥」
「先生‥‥」
「もしかして足立くんの事ですか?」
堺はゆっくり頷いた