第21章 練習
「これでもう一回弾いてみて?」
足立は頷き弾いてみた
「あ‥弾きやすい‥‥さっきより弾ける」
「頑張れ!足立くん」
「はい!ありがとうございます!」
足立は笑顔でそういった
「光太どうした?」
「妃呂先輩と音が合わなくてなかなか‥」
「確かにさっきからずれる‥‥」
すると滝浪がやってきた
「水原ちょっとこい」
「何?」
滝浪は紙をまるめ床を叩き始めた
「?」
水原は首を傾げた
「これとってみろ」
「こんなの楽勝!」
だが水原はとることが出来なかった
「あれ?!なんで‥」
「だから来栖と合わないんだよ」
「え?」
「俺がいまやってんのは裏拍だ」
「裏拍‥‥!!」
「わかったか?」
水原は頷いた
「妃呂先輩に特訓してもらう!ありがと先生」