第11章 水色と赤色と噂
『…3軍の練習終わったのに、自主練習?』
「はい
でもやり過ぎたみたいで…倒れてしまいました」
『あたしが通りかかったから良いものの、気を付けなよ』
「はい。すみません」
…ミスディレクションとか、教えるわけにはいかないよなぁ
話題どうしよう
『黒子くんは、「え、僕の名前、知ってるんですか?」
『黒子 テツヤでしょ?
マンガ…じゃなくて本よく読んでるね』
あっぶな!
間違えてマンガで読んだから!って言おうとしちゃったよ!
「…よく知ってますね
#NAME2#さんの下の名前は…」
『#NAME1#
気軽に#NAME1#って呼んでねー』
「#NAME1#さんですね
よろしくお願いします」
『よろしくねテツヤ』
「名前呼びですか…」
『え、ダメか「おい#NAME2#!
いつまで油売ってんだ!帰ってこい!」』
「呼ばれてますよ」
『あ、やば
虹村先輩マジ鬼畜だわー
ごめんねテツヤ、そのドリンクあげるから自主練習頑張ってねー
おっと、重!』
「あ、あの」
『よっし!
じゃ、冬に1軍で待ってるから
もし用があったらいつでも話しかけてね
ばいばーい』
あ、冬で待ってるって言っちゃった
んーまあ良いか