第9章 遊園地とは
そしてその先にあるドアを開けると同時に響いた悲鳴
「『キャァァァァ!!』」
そこにはグロいものがゴロゴロ転がっていた
壁には血糊だろうけど、すごい返り血が付着している
あのー、うん。かなりグロい
その部屋には入ってきた扉を含め、4つ扉がある
ドアノブを回して押すか引くタイプなのだが、またそのドアが良い感じの雰囲気を出している(悪い意味でだが)
「紫原、ここはお化け屋敷ではないな」
「うん。グロ屋敷だよ赤ちん」
『い、嫌がらせのつもりか紫原!
あたしグロいの得意じゃないんだけど!』
「じゃこうしてれば良いじゃ~ん」
紫原はあたしの頭を掴んで、自らの胸元に押し付け周りを見えないようにしてくれた
『…照れるんだけど』
「まいう棒のためだから仕方ねぇし」
・・・紫原の恋人はお菓子だと思う
まいう棒のためならなんでもしそうだから怖い