第60章 体調管理
「…ずいぶんと痩せたようだね」
『むしろ太りましたけど』
「体重的にはそうかもしれないがそれは身長の分のみだ」
『…2cmしか伸びてないんだけれども』
「それで体重が少ししか増えていないとはおかしくないかな」
『そうなの?』
よく知らないがもう少し太っても良いんだね、うん
なら今度何かカロリーが高そうな物でも食べてみようかなーと考える
『あ、でも身体測定以来体重測ってないからな
痩せてたらむしろ嬉しい』
「それ以上痩せてどうするんだい?」
『…女子力アップ?』
「痩せることが女子力というわけではないのだが
それに#NAME1#はもう少し食べた方が良いよ」
『十分すぎるほど食べてるわ』
そいえばさっき菓子パン食べたっけ。と思い出して太ったかもと考える
…まあ、自分でも痩せたと思ってるよ
別の意味で
「赤ちーん、迎えの車来たみた~い」
『紫原、運んでくれたんだってね
ありがと』
「お礼はまいう棒で良いよ~」
『今度奢るよ』
「ほんと~?
#NAME1#ちん大好きー」
『うん。あたしも紫原大好き~』
紫原がギューって抱きついてきて、頭を撫でる
…なんだろうこの感覚
涼太とは別の犬の感じがする
例えるなら…日向ぼっこしている柴犬とかゆる~い感じの雰囲気をした犬
「さて、帰るか紫原」
「え~もう帰るのー?」
「迎えが来ているんだろう?」
「分かったー
じゃあね、#NAME1#ちん」
「お大事に、#NAME1#」
『ん、ありがと
征十郎に紫原、じゃね』
その後に残った気持ちは、後悔のみ