第5章 君と俺とじゃ、地味の器がちがう【短編】
しかし走ったらそりゃ転ぶわけで・・・
ドシャー・・・・
一気に青ざめる。
「た、大変だ・・
というか・・・
なんでいっつもドジばっかりするんだろう・・・」
涙目になる・・・子供じゃないんだからこんなことでないちゃいけないよね・・
山崎さんが反対側から歩いてきた。
そうだ、ここの廊下は結構人が通る、早く片付けなきゃ・・
山崎「ど、どうしたのこれええええ!??
怪我はない???」
「ご、ごめんなさいすぐ片付けます」
山崎「俺も手伝うよ。」
微笑みながら山崎さんが一緒に片付けてくれる。
仏か?
「す、すみません....」
しかし優しくされると泣きそうになる。
山崎「こんな量よくここまで運んで来れたね・・まったくだれがこんなに・・・」
「・・・・」
涙腺が崩壊してしまった。
こんな涙もろかったっけ。
そしてなんでこうも優しいんだ・・
山崎さんに見えないように泣いてると
山崎「ちゃん?どうしたの?」
ちっちかっ
山崎「えっ?泣いてるの??だだだだ大丈夫?(;゜ロ゜)なにかあった?」
「す、すみません・・なんだか情けなくて・・・ドジばっかりおこして・・ごめんなさい・・」