• テキストサイズ

鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第58章 絶対君主には成れずとも$ 下巻1


「何ですか?」

「何故、今…」

「何を言いたいんですか?あぁ、聖剣様には戦闘時意外にも気を使わなきゃいけないんですか?」

「擬煌珠!」

「天然石だからってお高くとまらないでよね?」

「な……」

この子、本当に昨日泣いてた子なんだろうか。

戦わなくて良いと言われて喜んで居たように見えたのに……

「擬煌珠、あまり勝手をするようなら…」

「義勇様。大丈夫ですから。ひとまずは叔父様の元へ参りましょう?」

眉をひそめながらも、朔がそういうならばとカンバダの誘導をしながら、冨岡も足を進める。

三人の空気が悪くなったのもあり、口数少なく砦を登り始める。

「そろそろだ」

冨岡が言うや否や、砦の頂上に辿り着いた。

コンコン。

砦の上の見張り小屋の戸を叩く。

「何用か」

中から男性の声がした。

/ 1831ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp