第57章 絶対君主には成れずとも$ 中巻
きっと無意識なのだろう。
だが、そのほんの少しの変化が男の情欲をかき立てる。
「逃げるな、もっと腰をつき出せ……」
もういつ吐き出してもおかしくないパンパンになった陰茎を膣内に擦り付けるように掻き回す。
限界まで高く腰を突き上げている彼女の膝がガクガクと震え出す。
そろそろ限界らしい。
「うっ……」
「はぅっ……!!///」
なみなみと彼女の中に浸透していく白濁。
するりと抜け落ちた陰茎を彼女の指が捕らえる。
膝を着き、蜜部をこちらにさらけ出す彼女の格好もさることながら、おずおずと握った陰茎に自ら蜜部を近付けていく。
どうやらもう一度挿入したいらしい。
俺は朔の口内に押し込んでいた指を抜き取り、彼女をその場に寝かせて、両脚をこれでもかと開かせた。