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鬼滅の刃R18 藤の花嫁
第57章 絶対君主には成れずとも$ 中巻
「朔?」
「抱いて下さい……」
ぎゅっと朔が冨岡に抱きつく。
「少しでも、私を必要とするなら……私貴女のモノになりたいです……」
「…………俺で良いのか?」
俺の心は白藤のモノだ。
でも、朔も大切だ。
この国にとって。
水は命の根元……
では俺にとっては……?
朔は……
「義勇様……」
「俺には妻がいる。……だが、お前も……俺にとっては必要だ……」
「それでも、良いです……」
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