• テキストサイズ

鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第57章 絶対君主には成れずとも$ 中巻


「やめて!」

「義勇様…」

「……出て行くのは良いが、勝算はあるのか?」

「大丈夫です」

ビリっ!

布がちぎれる音がする。

「永久(とこしえ)に 揺らぐ水面に 映せしは 汝(なんじ)の心と 愚に染まん!」

バァンっ!

謌と共に朔の周りに集まった水。

小さな球体に似た形状をしていたそれは、波紋を広げるように一瞬で大きく膨れ上がり、破裂すると同時に水の刃となった。

水の刃がノアズアークの隊員達に迫る。

「響応の謌。………やはりお前がエディルレイドだったのか!」

隊員たちの目の色が変わる。

「義勇様。私と同契(リアクト)の謌を歌って下さい」

「歌う?」

/ 1832ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp