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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第57章 絶対君主には成れずとも$ 中巻


翌朝。

「義勇様、あの……」

「ん、朔…?」

ガタガタっ!

下の階から騒がしい音がする。

「何だ?」

「反応はこちらの店の奥からです!」

「………っ!」

「また、アイツらか……」

紫煌楼の入口にノアズアークの一団が居た。

あの軍勢に易々と朔を渡すわけにはいかないが、騒ぎになるのも……

「あ、菫さんと百合さんが!」

二人がノアズアークの隊員に捕まっている。

「不味いな、………とりあえず下に下りるぞ。朔」

「はい」

なるべく音を立てないように、静かに行動する冨岡と朔。

「とりあえず女どもは捕らえてそこに並べろ。核石がないか身体検査だ」

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