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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第57章 絶対君主には成れずとも$ 中巻


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王宮にて。

「…………なぁ、そろそろ教えてくれねぇか?」

「……貴方は義勇の味方になってくれますか?」

「よくは知らんが、冨岡から何か指示されてんだろ?」

「……義勇が、もし自分が居なくなったら、貴方を頼るように言っていたので……」

「ふーん。アイツ案外頭回るよな」

「え?」

「いや、こっちの話だから、気にすんな。で?お前はどうしたい?」

宇髄に問われ、言葉に詰まる。

「………私は、義勇を待つって決めてますから」

「へぇ」

なかなか肝が据わってるじゃねぇか。

「良いぜ、お前のことは俺が面倒見てやるよ」

「……………」

「んな、警戒すんなって!それとも、俺からも女扱いされてぇか?」

渾身のキメ顔をして見せるも……

「結構です!」

っかー、これでも俺に興味無しかよ!

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