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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第57章 絶対君主には成れずとも$ 中巻


「お邪魔しまーす!」

先程までの賭場独特の薄暗い雰囲気はどこへやら。

紫煌楼の店内には色めき立った女性たちの列が出来上がった。

施術は一人およそ十五分。

冨岡は素顔を晒して、女性たちの体を揉みほぐしていくのだった。

「お兄さん、私肩が痛いの…」

「そうか、内職でもしているのか?だいぶ固くなっているから、しばらく通うといい」

「……………///」

「どうした?」

「はい!時間見つけて必ず来ます!」

「そうか……待っている」

「キャー!」

キャーとはなんだ?

俺はやましいことはしてないぞ?

冨岡が埒も無いことを考えていると。

「はーい、次の人で最後ねー」

もう、そんな時間か。

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