• テキストサイズ

鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第57章 絶対君主には成れずとも$ 中巻


冨岡が戸惑うのも無理はない。

男どもも冨岡の上半身を見ていて、打ち手が男というのも分かっていたし、ただ男どもが予想していた姿と冨岡の容姿はかけ離れていた。

てっきり自分たちと同じような屈強な男と思っていたら、目の前の男はこれでもかというくらいに二枚目で。

「何だ?」

「兄貴?」

「………きょ、今日のところはこれくらいで勘弁してやる!///」

男もまた困惑していたのだ。

この胸の高鳴りが何なのか。

「兄貴!ちょっと待って下せぇ!」

「待て」

「……え?」

「場代はちゃんと払ってもらうぞ?」

グッ。

え?何?

顔に似合わず、力強っ!

「………っ!払う!払うから!ほら!……兄貴ぃー!」

こうして男どもは居なくなり、代わりに外に出た冨岡を一目見て女性達が釣られてきた。

女将は好都合とばかりに女性達に吹聴する。

「今日からの新事業だよ。整体、やってかないかい?このイケメンがアンタたちを揉みほぐしてくれるよ!」

/ 1846ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp