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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第56章 新年用読切 新しい年を貴方と$


「ドリンクのサービスでございます。アルコールのサービスもありますが、どうなさいますか?」

「白藤、少し飲んだら?」

「え?でも…」

「近くに車停めてあるし、ちゃんと送ってやっから心配すんなよ」

「じゃあ、カクテルを」

「女性向けはこちらに」

「天元さんのオススメは?」

「この中ならカルーアだな」

「では、それを」

「かしこまりました」

カルーアミルクを左手に取り、天元さんの手を右手で握る。

本当に幸せだ。

隣に彼が居る。

だから安心していた。

さわさわ。

スカートに違和感を感じた。

ドリンクを受け取っている人以外は皆視線は花火に釘付けだ。

首が動く範囲で周囲の様子を見るも、視線は花火に集中している。

手を繋いでいるため、彼に触られている訳でも無いようだ。

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