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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第56章 新年用読切 新しい年を貴方と$


「嬢ちゃん、別嬪だなぁ!」

酔っぱらいが絡んできた。

「私ですか?」

「嬢ちゃん、どこのお店の子だぁ?」

どうやら、キャバ嬢あたりにみえるらしい。

私以外にもドレスを着た女性は大勢居るのに……

「おっさん、コイツ俺のだから。他、当たってくれや」

「天元さん」

うわぁ、カッコいい。

おじさんは天元さんの一言で怯んだらしく、離れてくれて一安心。

花火が見えるようにと窓際に集まっている人の群れに紛れ、おじさんから距離が開いた。

これで被害はなくなるだろう。

そう、安心した時だった。

カウントダウンの花火が始まった。

「綺麗……」

恋人とタワーでカウントダウンのパーティーに来られるなんて幸せだ。

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